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春の訪れが待ち遠しいこの頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。3月の例会では、東京・春・音楽祭「神々の黄昏」公演に向けたゼミナール第3弾として、池上純一氏にお話していただきます。お誘いあわせの上、ふるってご参加ください。
第387回 例会 ワーグナー・ゼミナール (270)
日 時:3月11日(土)18:30 開演(18時開場)
場 所:文京シビックセンター B1 多目的室
(東京メトロ「後楽園」駅および都営地下鉄「春日」駅から直結)
テーマ:《神々の黄昏》を読む ――「ただ希望なき人々のためにのみ、希望はわれわれに与えられている」(W・ベンヤミン『親和力』)
講 師:池上 純一(埼玉大学名誉教授)
参加費:協会員 1000円 一般 2000円 学生 1000円
英雄の死と世界の滅亡を描いた陰々滅々たる物語。この救いようのないほどに暗く絶望的な闇の上にも、希望は、救済の微光は射しているのか? 《指環》全体のそもそもの出発点として書き上げられた《黄昏》のテクストを、ワーグナー畢生のテーマであった「救済」の視点から読みなおしてみたいと思います。(講師記)