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【お知らせ】事務局開局日について

諸般の事情により、5月末より当面の間、事務局の開局日が不定期となります。
会員のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承のほどお願い申し上げます。

ワーグナー協会事務局

第180回関西例会

日時:7月27日(土)14時15分〜17時

場所:高槻市立総合交流センター(クロスパル高槻) 視聴覚室

JR高槻駅南口北東徒歩1分

講師:池上 健一郎(京都市立芸術大学音楽学部教授)

テーマ:敬意? 打算? 偶然?――ブルックナーにおける「ワーグナー的なもの」

ブルックナーの音楽を聴くと、ワーグナー的な響きにしばしば出会います。それは、本人が敬意を抱き続けていた「バイロイトの巨匠」に対する信仰告白なのでしょうか。それとも…? リンツ時代の合唱曲から成熟期の交響曲作品までを取り上げながら、実は複雑なふたりの音楽の関係性について考えてみたいと思います。(講師記)

協会員1000円(ユース会員無料) 一般2000円 学生1000円

ワーグナー協会事務局

第432回例会 歌とお話

日 時:7月23日(火)19時~(18時30分開場)

場 所:蒲田 大田区民ホール アプリコ小ホール

JR蒲田駅下車、徒歩4分

テーマ:「ワーグナーに挑んだこの10年~準備や本番に当たっての苦労と想い出」

出演者:青山 貴(バリトン) 木下志寿子(ピアノ)

私は、それまでワーグナー作品に対する知識も経験も全くありませんでしたが、突然機会を頂いた2013年の神奈川県民ホール・びわ湖ホールの共同制作『ワルキューレ』ヴォータン役が初めてのワーグナーオペラ出演となりました。今思い出しても恐怖で震えるようなあの時の体験から始まり、2017年~2019年の『びわ湖リング』出演、2016年~2018年愛知祝祭管弦楽団の同じく『リング』連続演奏会、コロナ禍の中での東京文化会館と新国立劇場の『マイスタージンガー』。2022年びわ湖ホール『パルジファル』と昨年の『マイスタージンガー』、今年3月の東京・春音楽祭『トリスタンとイゾルデ』など。私のここ10年程の活動には常にワーグナーオペラがあり、準備、演奏に本当に苦労しました。まだまだ分からないことばかりで、今回恐縮ながらもお話しと演奏をさせて頂くのですが、ご一緒する中でぜひ皆様から教えを乞いたいと思っております。

協会員1000円(ユース会員無料) 一般2000円 学生1000円

ワーグナー協会事務局

【終了】第431回例会 ワーグナー・ゼミナール(301)

日 時:6月18日(火)19時~(18時30分開場)

場 所:ミューザ川崎・市民交流室

JR川崎駅直結。ミューザ川崎1階正面のエスカレータで2階ヘ。左側はミューザ川崎シンフォニーホール。右側に進むと市民交流室です。

講 師:宮澤淳一(音楽評論家、青山学院大学教授)

高橋舞(ピアニスト、日本学術振興会特別研究員PD[京都大学])

テーマ:「ワーグナーとグレン・グールド――《ジークフリート牧歌》ピアノ版を聴く

カナダのピアニスト、グレン・グールド(1932-1982)には、ワーグナー作品のピア

ノ・アルバムがある(1973年発売)。そこにはグールド本人の編曲による《マイスター

ジンガー》前奏曲、〈夜明けとジークフリートのラインへの旅〉、《ジークフリート牧

歌》が収められていて、話題となった。どんな編曲で、なぜ録音したのか、そもそもグ

ールドとワーグナーの関係はいかなるものだったのか――。彼が最晩年にトロント交響

楽団員を指揮して《ジークフリート牧歌》の録音を残した事実もこの問いへの関心を高

める。残された発言や関係者の証言を整理してグールドの描いていたワーグナーの世界

を検討したあと、最後に彼の編曲版の《牧歌》を実演で楽しみたい。(講師記)

参加費:協会員1000円(ユース会員無料) 一般2000円 学生1000

ワーグナー協会事務局

【お知らせ】(会員向け)

会員向けに発行しております季報『リング』誌では、国内でのワーグナー公演(抜粋は除く)の折に、会員の皆様から感想を「210字」でお寄せいただいております。これまで、公演の都度210字感想専用の用紙をお送りしておりましたが、諸般の事情により、今後お願いの用紙の送付は取り止めることとなりました。
今後も『リング』誌の210字感想文は掲載の予定でおりますので、公演の2週間後までに事務局のメール宛てに感想文をお寄せいただきたく存じます。
ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

ワーグナー協会事務局

【終了】第430回例会 ワーグナー・ゼミナール(300)

日 時:4月28日(日)19時~(18時30分開場)

場 所:東池袋あうるすぽっと会議室B

     東京メトロ有楽町線 東池袋下車6,7番出口正面ライズアリーナビル3階

講 師:四野見和敏(指揮者)・海老原光(指揮者)

テーマ:「飯守泰次郎氏、スコアから読み取れるワーグナー演奏の神髄」
ワーグナー演奏の第一人者であられた、故飯守泰次郎先生が残されたスコア(オーケストラ総譜)には、作品解釈、演奏法などの書き込みが多数あります。それは広大で深遠な作品に全力で立ち向かい試行錯誤した、こだわりの痕跡でもあります。着想と創造のプロセスと、それに関するエピソードを紹介しながら飯守先生のワーグナー演奏の神髄に迫ります。(講師)

参加費:協会員1000円(ユース会員無料) 一般2000円 学生1000円

ワーグナー協会事務局

【終了】第179回関西例会

日 時:4月7日(日)14時~17時

場 所:西宮市民会館503号室

講 師:三澤洋史(指揮者/作曲家)

テーマ:『トリスタンとイゾルデ』の和声の特異性とドラマとの結びつき

『トリスタンとイゾルデ』は無調の扉を開いた作品だと言われているが、むしろ反対に、和声連結が醸し出す心理や状況を表現した徹底的な調整音楽である。その和声法を説明しつつ、このドラマが究極的な解脱へと向かうプロセスを解明する。(講師)

参加費:協会員1000円(ユース会員無料) 一般2000円 学生1000円

ワーグナー協会事務局

【終了】第429回例会 ワーグナー・ゼミナール(299)

日 時:2月18日(日)18時30分~(18時15分開場)

場 所:東池袋あうるすぽっと会議室B

     東京メトロ有楽町線 東池袋下車6,7番出口正面ライズアリーナビル3階

講 師:岡田安樹浩(慶應義塾大学ほか講師・音楽学)

テーマ:《トリスタンとイゾルデ》における螺旋(らせん

ワーグナーは《トリスタンとイゾルデ》を〈前奏曲〉から作曲し始めた。作品全体の音楽的根源といってもよいこの〈前奏曲〉の音楽は、各幕においてブロック単位で、ただし変形や加工をともなって、いくども再現される。そもそも、〈前奏曲〉冒頭における半音階上行と下行のモティーフとその衝突が生み出す、いわゆる「トリスタン和音」についても、3回の提示がそれぞれ微妙に異なっており、音楽の絶え間ない変容は《トリスタン》の音楽的発想の原点である。
聴衆は、あの印象的な冒頭の音楽が劇中で回帰・再現されるたびに最初に連れ戻されるが、それらは決して同一ではない類似の音楽である。円環(リング)状に思える音楽は、実は螺旋(らせん)状に進行しているのである。そこで今回は、この「螺旋」をキーワードに《トリスタン》の音楽を読み解いてみたい。(講師記)

参加費:協会員1000円(ユース会員無料) 一般2000円 学生1000円

ワーグナー協会事務局

【終了】第178回関西例会

日 時:1月27日(土)13時45分~17時

場 所:「おにクル」リハーサル室   茨木市駅前3-9-45 JR及び阪急茨木駅から徒歩10分

講 師:櫻井隆志(協会員)

テーマ:「『チューリッヒの情事』、だけでないマチルデ」

内 容:最近リリースされたワーグナーとマチルデ・ヴェーゼンドンクとの恋愛を描いた映画

『チューリッヒの情事』を中心に、『トリスタンとイゾルデ』との関連付けてしか語られなかったマチルデの生涯も語ってみたい。

参加費:協会員1000円(ユース会員無料) 一般2000円 学生1000円

ワーグナー協会事務局

【終了】第428例会 ワーグナー・ゼミナール(298)+忘年会のご案内

日 時:12月17日(日)14時~16時45分

場 所:東池袋あうるすぽっと会議室

https://maps.app.goo.gl/65ASxhGDJqiC5nFd6

テーマ:「目にも見よ指環~シェロー演出『ニーベルングの指環』上演の歴史的意義Part2」

講 師:山崎太郎(東京工業大学教授)

7月例会に続き、バイロイト音楽祭100周年を記念して制作されたパトリス・シェロー演出/ピエール・ブーレーズ指揮の《指環》(1976年初演、1980年映像収録)を取り上げます。今回は《ジークフリート》《神々の黄昏》を中心に、もはや「古典」となった感もあるこの演出のなおも色褪せぬ魅力とアクチュアリティーを、その歴史的意義ともども、細部に分け入って検証したいと思います。(講師記)

参加費:協会員1000円(ユース会員無料) 一般2000円 学生1000円

忘年会のご案内

例会終了後、17時30分~19時30分

場所:VIVO! Beer+Dining BAR  豊島区東池袋1-20-5七富久ビルB1F
池袋駅からヤマダ電機横サンシャイン通り直進3本目左折

https://maps.app.goo.gl/orgeJVMn4X3QdMRBA

会費:6000円

お申し込みは協会事務局のメールアドレス(haq13580[at]star.odn.ne.jp)へお願いいたします。
[at]部分を「@」に変更してお送りくださいませ。

ワーグナー協会事務局

【終了】第427回例会 「お話と歌~オペラの様々なリハーサルを語る」(当日の模様の紹介動画あり)

日 時:11月12日(日)19時~

場 所:としま区民センター 小ホール JR他各線池袋駅下車、東口から徒歩10分

テーマ:「お話と歌~オペラの様々なリハーサルを語る」

出演者:金子美香(メゾソプラノ) 城谷正博(ピアノ)/聞き手:荒井宜之(当協会理事)

出演者からのコメント
私のデビューは二期会「ワルキューレ」のグリムゲルデで、思いもよらないジャンプインでした。恥ずかしながら当初ワーグナーの作品についてほとんど知識を持たない私でしたが、不思議とそれ以降ほぼ毎年のようにワーグナー作品に関わらせていただき、信じられないことに2018年にはバイロイト音楽祭の舞台にも立たせて頂くというご縁にも恵まれました。また新国立劇場、東京春音楽祭でのワーグナーシリーズ、そしてキンダーバイロイトとたくさん貴重な公演にも関わらせていただきました。今回は演奏家として夫々のリハーサルや劇場内の様子などについてお話しさせていただけたらと思っております。そしてわたし自身がワーグナーを愛する皆様と同じ時間を過ごさせていただけることを心より楽しみにしております。

参加費:協会員1000円(ユース会員無料) 一般2000円 学生1000円

当日の模様をこちらか少しご覧いただけます

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