日 時:6月18日(火)19時~(18時30分開場)
場 所:ミューザ川崎・市民交流室
JR川崎駅直結。ミューザ川崎1階正面のエスカレータで2階ヘ。左側はミューザ川崎シンフォニーホール。右側に進むと市民交流室です。
講 師:宮澤淳一(音楽評論家、青山学院大学教授)
高橋舞(ピアニスト、日本学術振興会特別研究員PD[京都大学])
テーマ:「ワーグナーとグレン・グールド――《ジークフリート牧歌》ピアノ版を聴く」
カナダのピアニスト、グレン・グールド(1932-1982)には、ワーグナー作品のピア
ノ・アルバムがある(1973年発売)。そこにはグールド本人の編曲による《マイスター
ジンガー》前奏曲、〈夜明けとジークフリートのラインへの旅〉、《ジークフリート牧
歌》が収められていて、話題となった。どんな編曲で、なぜ録音したのか、そもそもグ
ールドとワーグナーの関係はいかなるものだったのか――。彼が最晩年にトロント交響
楽団員を指揮して《ジークフリート牧歌》の録音を残した事実もこの問いへの関心を高
める。残された発言や関係者の証言を整理してグールドの描いていたワーグナーの世界
を検討したあと、最後に彼の編曲版の《牧歌》を実演で楽しみたい。(講師記)
参加費:協会員1000円(ユース会員無料) 一般2000円 学生1000円