年刊「ワーグナー・パースペクティヴ」(2024〜)
日本ワーグナー協会は創立から今日まで、ほぼ10年単位で誌名と編集方針を更新しつつ、年刊誌を刊行し、我が国におけるワーグナー研究の成果やワーグナー芸術に関する多様な情報を発信してまいりました。2024年からは「ワーグナー・パースクティヴ」(欧題:Wagner-Perspektiven)として、アルテスパブリッシングより刊行されています。「パースペクティヴ」には、ワーグナーを通して、あるいは対象として、その作品や思想だけにとどまらず、関連するさまざまな事象や世界を多様な観点から論じることのできる場を提供し、本誌を通じて未来のワーグナー研究を展望したい、という編集委員共通の理念が反映されています。欧題(独語)を複数形 »Perspektiven« としたのにも、21世紀が多様性の重視される時代であることへの意識が多少なりとも作用しています。
年刊「ワーグナーシュンポシオン」(2012〜2023)
「シュンポシオン」は、古代ギリシャで酒を酌み交わしながら行われていた議論のことで、プラトンの「対話篇-饗宴」の原題でもあります。この誌名には、本誌を、ワーグナーについて真摯かつ自由闊達に語り合う場にしたいとの願いが込められています。
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・年刊目次
季報「リング」
季報「リング」は、1980年の日本ワーグナー協会発足の年以来、年4回のペースで発行されている会報です。協会事務局から会員へのお知らせを伝える告知板であり、例会や役員会の報告などを掲載する協会の活動の記録集であるとともに、会員からの投稿を募り会員相互の交流の場となることをめざしています。発行の都度、会員には無償で郵送されます。バックナンバーの入手については事務局までお問い合わせください。
対訳シリーズ
当協会の監修により 刊行された《さまよえるオランダ人》から《パルジファル》まで主要10作品の対訳シリーズ(白水社、五龍書院刊)は、ドイツ語テクストと並べて詩台本とし て味読できる日本語訳をつけ、音楽と文学の両面から立体的な注解を加えることで作品鑑賞や実演の手引きとして大いに役立つものとなっています。